水陸両用車イスで森へ。神戸・キーナの森で12月13日に「ユニバーサル木こり体験」
屋外での火の扱いや行動の可否は、場所ごとの規則によって異なります。出かける前に、利用する施設や自治体の案内を必ず確認してください。

障がいの有無にかかわらず誰もが一緒に楽しめるビーチづくりに取り組むNPO法人須磨ユニバーサルビーチプロジェクトが、今度は海を離れて森でのイベントを行います。2026年12月13日(日)10時~12時半、兵庫県神戸市北区山田町藍那のキーナの森で「ユニバーサル木こり体験」を実施します。

車椅子で山に入り、木を切り、木工まで
プログラムは、森の散策、伐採の見学、木工体験の3つで構成されています。最初は、水陸両用車イス「ヒッポキャンプ」に乗って山の中へ入るガイドウォークです。少し山に入るコースで、スタッフが後ろからサポートします。
続いて、木の伐採作業を見学します。森の手入れや、切った木が活用される様子に触れる時間です。可能であれば、参加者自身で細い木を切ることもできます。
最後は木工体験です。細めの木をのこぎりで切り、マグネットやキーホルダー、コースターなどを作ります。障がいによっては自分で切るのが難しい場合もありますが、サポートを受けながら、できる範囲で取り組めるようになっています。
当日のタイムスケジュール
- 09:30 受付開始(交流棟)
- 10:00 イベント開始(挨拶・趣旨説明・諸注意)
- 10:10 ガイドウォーク開始
- 10:40 伐採見学
- 11:20 交流棟へ引き返す
- 11:30 木工体験
- 12:15 片付け・終わりの挨拶など
- 12:30 終了・解散
荒れた里山を再生した「キーナの森」を誰もが楽しめる場所に
会場のキーナの森は、手入れされずに荒れていた里山を再生し、神戸市の「生物多様性保全のシンボル拠点」として2017年に開園しました。以来、市民参加型の里山保全活動「もりかつ」をはじめ、木を伐り、道をつくり、森を次の世代へつなぐ活動が続けられています。
「誰もが楽しめる森」を目指して活動を重ねてきた一方で、障がいのある方や高齢の方の参加にはつながっていなかったといいます。そこで協会からの呼びかけを受けて須磨ユニバーサルビーチプロジェクトが協力し、山林でも誰もが同じ時間を楽しめる場づくりに取り組むことになりました。
神戸市の担当者は、里山をみんなにとって身近な自然にしたいとし、このプログラムの開催は自分たちにとっても新たな挑戦だとコメント。須磨ユニバーサルビーチプロジェクトは「今回は海を飛び出し、山に挑戦します」と語り、一人でできることも、誰かの力を借りてできることもある木こり体験を通して、新しい「できた!」に出会える時間にしたいとしています。
イベント概要と来場時の注意
- 日時:2026年12月13日(日)10時~12時半
- 場所:〒651-1104 兵庫県神戸市北区山田町藍那(キーナの森)
- 参加費:500円
- 対象:森や山、木こり体験に興味がある方
- 人数:5組20名
- 主催:神戸市
- 協力:公益社団法人ひょうご環境創造協会、NPO法人須磨ユニバーサルビーチプロジェクト
- 申し込み:専用のお申込みフォームから受け付け
周辺道路には歩道がないため、自動車などでの来場が求められています。駐車場への出入りは左折のみで、右折での出入りはできません。入り口付近でのUターンは非常に危険なため、控えるよう案内されています。
須磨ユニバーサルビーチプロジェクトは2017年11月2日に設立され、代表者は木戸俊介氏。「みんなの“できない”を“できた!”に変える」を合言葉に、障がいのある方やお年寄り、小さな子どもまで誰もが楽しめるユニバーサルデザインのビーチを広める活動を行っています。令和3年度からは中学社会公民の教科書に、SDGs達成に向けた先進事例として掲載されているほか、IAUD国際ユニバーサルデザイン賞金賞(2019年)やSustainable Japan Award 2026 優秀賞(2026年)などを受賞しています。









